「手作り工房 旬な菜」のはじまり

明治42年に畑野商店は開業しました。開業当時は主にお酒を販売していましたが、少しずつアイテムを増やしていき、地域のニーズに応えてきました。

しかし、近年、晩酌をする方が少なくなったため、新しいことをはじめようと決意し、平成20年にオリジナルブランド「手作り工房 旬な菜」を立ち上げ、おやきやお惣菜を作ってきました。

1年目は別のお店の厨房を借りて作っていましたが、2年目からは、現在の店舗で作るようになりました。その後、御菓子部門を立ち上げ、許可を取得し、千曲市の名産「あんず」を使ったジャムや加工品を手がけるようになりました。

旬な菜のこだわり

「旬な菜」のこだわりは、地元の食材を使っているところです。冬場などどうしても食材が足りない時、業者さんに頼む以外は地元のご近所農家さんから直接買っています。ご近所農家さんとは、顔がわかっている安心感と一声かければつながる連帯感がとても好きです。

また、旬な菜の加工品は、食材に少し傷がついてしまったなどの理由から省かれたものを「もったいない」精神で加工したことが始まりです。これからも食材の良さを余すことなくおやきやお惣菜、加工品にしていきたいと思っています。

旬な菜の作業は、すべて手作業で行っています。なぜなら、手作業には機械では出せない丁寧さと温かみがあると思っているからです。また、旬な菜ではご家庭の味をどこでも楽しめるようにとの思いから、作るおやきやお惣菜のレシピは、ご家庭で作られているものを参考にしています。どこか懐かしい味わいを楽しんでいただきたいです。

出会いから生まれたあんず製品

長野県千曲市はあんずの産地で、旬な菜としても新しいあんずの加工品を作っていきたいと思っていました。

そんな中、あんず加工を経験してきた方を旬な菜のメンバーに迎えることができました。メンバーで加工方法を検討し、乾燥機を利用し工夫を重ね、試行錯誤の結果、今の「半生ドライフルーツ」を作ることができたのです。現在は、あんずの他にりんごなど地元で作られている果物を、半生ドライフルーツにしています。

また、あんずのパウンドケーキをパッケージし、常温でも大丈夫な商品を作ることが出来ました。

あんずの加工品が加わることで、商品のアイテムを増やすことができ、より一層たくさんの方に喜んでほしいと思うようになりました。

おいしさを伝えていきたい!

商品アイテムを増やすのではなく、今ある商品を広く知っていただいて、食べていただきたいと思っています。ですが、おやきは一般的な具材はもちろん、生ハムとアボカドおやきやラタトゥーユおやきなど変わり種といった常に新しいもの開発をしています。他の商品でもたまたま入ってきた珍しい食材があれば、加工してスポット商品として作っていきたいです。

今は、地域のシニア世代のメンバーが集って楽しく活動しています。「手作り工房 旬な菜」は私の人生そのもの、生きがいです!この仕事があるからここまで頑張れます!現在、ネットショップも始めて、少しずつご注文をいただけるようになりました。今後は、パンフレットなども作成し、「手作り工房 旬な菜」をもっと多くの方に知っていただきたいです。

profile

畑野 武子(はたのたけこ)

長野の素材をたくさん使っておいしいおやきを作っています。愛情込めてひとつひとつ手作りで皆様におふくろの味をお届けして参ります!自家農園や近所から頂く新鮮なお野菜を使って総菜類を作ったり、千曲市名産のあんずを使った加工品も作っています。 毎日の生活の食卓にぜひお使いください。