能作 錫のフラワーベース

~より能(よ)い鋳物を、より能(よ)く作る~
高岡銅器の伝統を受け継ぐ鋳物メーカーである能作。
高岡銅器は、原型師が像の元となる雛型の造型を行い、それを砂でできた鋳型に置き換えます。そして、その鋳型に溶解した銅を流し込み、型を外して研磨・着色・彫金(彫刻・象眼)といった加工を施した後、仕上げを行ってやっと製品が完成します。それぞれの工程は分業化され、どれも卓越した技術が必要です。
能作は、こういった昔ながら鋳造技術を受け継ぎつつ、新しい素材・技術研究や商品開発に取り組んでいます。
~能作の錫~
能作の錫は、純度100%です。
錫は金、銀に次ぐ高価な金属で、抗菌作用が強い、熱伝導率が高い、サビや腐食に強いといわれ、古くから「錫の器に入れた水は腐らない」や「お酒の雑味が抜けて美味しくなる」などと言われ 酒器や茶器などに使われてきました。
通常は高度を持たせるために他の素材を加えますが、それらを一切含みません。柔らかすぎるため、高度な職人技を要する鋳造が難しい素材です。その特性を生かし、様々な形の盃やグラス、インテリア雑貨を製作しています。
『錫のフラワーベース(りんご)』
林檎をモチーフにした、錫100%の一輪挿し。
コロンとしたフォルムが絶妙に愛らしい一品です。
不純物を吸収し、水を浄化するといわれていますので、お花が長持ちします。
商品サイズ;約高さ8.2×横8.7×奥行6.5㎝ 重さ452ℊ ※職人による手仕事のため1点1点表情が異なります。
箱サイズ;縦9.5×横10.3×高さ7.5㎝