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学者村陶房 戸津圭一郎 粉引面取 飯茶碗

学者村陶房 戸津圭一郎
 面取 飯茶碗
 
 
 

 茶碗の底部分には、粉引の白い泥と釉薬をかけずに、地の陶土でアクセントをつけています。




戸津圭一郎プロフィール
1969年 東京都生まれ
1991年 佐賀県有田窯業大学校入学
1993年 卒業後、有田の窯元に勤務
1997年 長野県長門町(現長和町)に築窯、独立 


何気ない素朴な雰囲気と土物の持つ柔らかで温かみがあり、毎日使う度に愛着が湧いてくる器です。
 


商品サイズ;①小 直径(内径)約11㎝ 高さ;約7㎝  ②大 直径(内径)約12㎝ 高さ;約7.2㎝
※手仕事のためサイズは若干の誤差がございます。
※色味は個体により多少の違いがございます。

  • 学者村陶房 戸津圭一郎 粉引面取 飯茶碗

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    2,750円(税込) 2,970円(税込)

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  • 戸津圭一郎さん

     

    ①芸術家一家に生まれ、陶芸家として生きる

    長野県長和町の山の中にある“学者村”という別荘地。緑溢れる閑静な地に、戸津さんの工房はある。工房の中は2つの窯と、釉薬、ろくろ、制作中の作品などが所狭しと並ぶ。そこで戸津さんは粛々と作品を作られていた。
    「もともとは埼玉の出身なんです。祖父は油絵、親父が金属をやっていて。ぼくは美術は得意ではなかったのですが、進路を迷っていた時に、親父から、これから生活していくなら陶芸がいいとアドバイスをもらって」父親からの言葉を受けて、原宿の陶芸教室で事務の仕事をした後、佐賀県有田窯業大学校へ入学。
    有田焼といえば磁器だが、土ものに惹かれた戸津さんは卒業後、有田でも珍しい土ものを扱う窯元に勤める。さまざまな知識や技術を身に着け、4年間経験を積んだ。
    ちょうどその頃、家族が別荘としていた建物が空くという話が浮上。そのタイミングで独立し、別荘を現在の工房として改装。それから23年の月日が経った。

    ②粉引きと自由な感覚が生み出す偶然の美

    戸津さんが作品のベースとしているのは“粉引き”。有田で働いていた窯元で出合い、その魅力に惹かれていった。
    粉引きとは、粉を吹いたようにみえることから名付けられた、朝鮮半島から伝わった技法。鉄分を含んだ赤黒い陶土を白く見せるため、陶土に白い泥をかけ、その上から釉薬をかけて焼く。「同じ粉引きでも、原料や調合などによっていろいろと違うんですね、表情が。濃淡が出たり、鉄粉が出たり。おもしろい。そこが粉引きの魅力ですね」「あと最近意識してるのは、きれいに作りすぎないこと。昔はサイズや形を揃えるのを意識してたけど、どうしても表情が硬くなるんですよね。だから今は少しずれてもいいから、ラインを大事にしてる。ちょっと揺れてるようなね」皿、コーヒーカップ、茶碗、花瓶……。改めて作品を見ると、シンプルで素朴ながらも、自由でのびやかな線と粉引きの風合いが、一点一点異なる偶然の美しさを生み出している。

    ③オーダーと個展で表現の幅が広がる

    個別にオーダーを受けながら、並行して自分が今作りたいものを表現し、継続的に近隣ギャラリーなどで個展を開催している。最近は雑貨店や宿から依頼され、それぞれの要望に合わせたオリジナルの土鍋を制作。評判を得ており、「土鍋作家だと思われているみたい」と、戸津さんは笑う。 個人の表現では、1年半ほど前から、隣の立科町のリンゴの木の灰を使った釉薬で作品を作り始めた。灰色がかった独特の落ち着いた色合いが特徴で、長野県らしさを感じる作品だ。 粉引きを基本としながらも、こうした新しい挑戦を重ねて、徐々に戸津さんの代名詞ともいえる作品が増えてきている。



    ④今までの延長で、少しずつ進歩していきたい

    「これからも粉引きをベースでやりたいと思っています。あまり奇をてらったり、作風を変えたりということはなく、今やっていることをずっと延長してやっていって、少しずつ進歩していければ。終わりはないですね」 戸津さんの実直さを感じさせる言葉である。日々淡々と、基本に忠実に、自分の感覚を大切にしながら作陶に向き合う。その積み重ねが、気づけば進歩に繋がっているのだ。そんな人柄を表すかのように、戸津さんの器は味わい深く、主張しすぎず、しみじみと生活になじむように思う。そういった器がひとつあるだけで、暮らしは潤いを増すのだろう。

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